2007年03月01日
人間には五感がありますが、お食事のときにもっとも重要なのはもちろん「味覚」だと思っていませんか?
ちょっとショッキングな事実なのですが、実は一番重要なのは「視覚」だそうです。
ですからおもてなしのときはもちろん、美しいセッティングは普段の生活の中でも本当に大切なことなのです。
おいしそうなご馳走、美しいアレンジメントフラワー、上質な食器とクロス・・・。
完璧に見える食卓をもっとステキに、もっと美味しく魅せるには?
▽食卓と照明の関係
皆さまのお宅では食卓にどのような照明をお使いでしょうか?
「光」というのは美味しくみせるためにとても大切なポイントです。
もちろん、オフィスのような白々とした蛍光灯よりも、明るく温かみのある白熱灯のほうがお料理を美味しくみせます。
それから高いところからお部屋全体を照らすよりもスポットライトやフロアスタンド、キャンドルなどの間接照明でいろいろな角度から部分的にうつし出すライトは、陰影のあるドラマティックな佇まいを演出してくれます。
特に西欧料理の場合は立体的な演出でグラスやシルバーなど輝きのあるものを使いますので、ハイライト・シャドーを強調したライトワークが映えます。
ここで照明の特徴をまとめてみますのでご参考になさってください。
白熱灯
:赤い色味を強調するので肉料理などを美味しくみせるのに最適です。
温かみがあり、味わい深いやさしい光です。
ゆっくり落ち着いてお食事したいときにお勧めです。
また、食器は青みがかった真っ白な白磁が向いています。
蛍光灯
:肉料理などは不自然な色味になるのでお勧めできませんが、陰影をつくり
にくい平坦な光なので日本食には向いているといえます。
西欧料理なら食器はアイボリーがかったクリーミーなボーンチャイナを
使いましょう。
現在は蛍光灯でも白熱灯のようなやわらかい色合いのものも出ています。
食卓の照明が蛍光灯の場合はこちらを使うと良いでしょう。
最も美味しそうに食卓を演出する照明は、
1.低め(座ったときに目に光が入らない程度)にペンダント型の白熱灯やシャンデリア球
を使う。
シャンデリア球はクリスタルグラスやシルバーのカトラリーをキラキラと輝かせ、
ドラマティックな演出ができます。
2.補助照明としてダウンライト、キャンドルを使って陰影を強調し、
趣のある食卓を演出します。
ということになりそうです。
ただその時の設定にあわせてキャンドルだけの食卓や、食卓は暗めにして窓の外(お庭やバルコニー、テラスなど)にたいまつやイルミネーションの光をもってくるなど、オリジナリティあふれる演出も時には素敵です。
せっかく作ったお食事を何倍も美味しく何倍も印象深いものにするよう、照明の特徴を活かした、視覚に訴えかけるライトコントロールを楽しんでみましょう。